こんにちは!ホーンちゃんです(Horn_chan_MY)!
シブは、あの有名な旅行ガイドブック「世界の歩き方」でもほんの数ページしか取り扱われていません。
マレーシア観光といえばクアラルンプールが有名だけど、シブってどんなところなんだろう?
そこで今回はそんな「世界の歩き方」にも載っていない美味しいシブのグルメをご紹介します!
シブって街はいったいどこにあるの?
そもそもシブってどこにあるの?って思いますよね!そんな方のために地図をご用意しました!
シブは、ボルネオ島のサラワク州にあり、ラジャン川という川沿いにできた街です。クアラルンプール国際空港からシブ空港までは飛行機で約2時間ほどで、そしてシブ空港からシブの街中へは車で約30分ほどです。
クアラルンプールからはシンガポールよりも遠いけれど、旅行計画をたてるなら最短で1泊2日、もしくは2泊3日で旅行計画も可能でしょう。
シブの街中には貿易船が入ってこれるような港もあります。また小型船も停泊しており、その小型船で川を下っていくと、ダロやサリケイなどの各街へ行くことも可能です。
シブはたくさんの中華系マレーシア人が住む街
かつて中国の福州からの移民が多かったことから、現在、人口の約6割は中華系マレーシア人。そのため、イスラム教徒のマレーシア人たちが禁忌として食べない豚肉グルメが、この街には多く流通しています。またマレー半島とはまた違う食文化があり、飛行機で約2時間かけてくる価値アリ!だと私は思っています。
絶品ロジャックとサラワク州の酢の物ウマイ
この日は、シブのウィスマ・サヤン前の広場、トゥン・トゥアンク・ブジャン・スクエアにてイベントをやっていて、たくさんの食べ物や衣服や雑貨などが出し物として出ていました。その出し物の中でたまたま見かけたのは、ビンタンオー・ロジャックを提供しているお店でした。
ロジャックってマレーシアではよくきく料理だけど、いったいどういう食べ物なんだろう?
ロジャックってどういうグルメ?
ロジャックとは、いろんな具材とソースが混ざったいわゆるサラダのようなイメージの食べ物です。主にインドネシアやマレーシアでロジャックがよく食べられていますが、地域やその作る人々の食文化によってまったく違う味になります。
ビンタンオー・ロジャックとは
一方、このビンタンオー・ロジャックのビンタンオーとはサラワク州にある街の名前です。シブからラジャン川を下っていった先にあります。そんななかなか食べることのできないビンタンオー・ロジャックを試してみることに。
Bintangor Rojak
ビンタンオー・ロジャックの材料は
ビンタンオー・ロジャックに入っていた具材はこちらです!
- きゅうり
- チュチュ・ウダン(エビのペーストを揚げたもの)
- サンクアン(サンクアンはメキシコ発祥の野菜。英語ではジカマ、メキシカン・ポテトといった名前がある。食感は大根に近く、歯ごたえがある。)
- 砕いたピーナッツ
- 甘いソース
調理方法はすべての材料を混ぜて甘いソースをかけるだけで、シンプルでしょう?この甘いソースと砕いたピーナッツが味の決めてで、スイーツ好きにはたまらないサラダとなること間違いなしです!
甘いソースがたーっぷりかかっているのですが、具材の中にはきゅうりやもサンクアンといった野菜も入っているので噛み応えも色々賑やかです。どういうときにオススメかというと、小腹が空いた時、何かメインディッシュの前に前菜として食べたい時、お酒のおつまみが欲しいときなど…要はいつ食べても美味しいのでぜひ機会があれば食べてみてください。
参考①:Tun Tuanku Bujang Square
おやつにおすすめのフルーツロジャック
これはフルーツロジャックです。その名の通り、中に入っている具材はきゅうりのほか、パイナップルやりんごなどフルーツがふんだんに使われています。こちらはおつまみというよりも、おやつとして食べるのが良いでしょう。やはりここでも甘いソースが味のキメテ。
参考②:Sibu Jaya Food Court(フルーツロジャックを食べたところ)
ダジャレじゃないけど本当に美味しいウマイがうまい
酢の物、というのは日本のものだけではありません。ここ、シブにもウマイという酢の物があるのをご存知ですか?
これがシブにある、ウマイ・サラワク。正真正銘、マレーシアの酢の物です!
ウマイはもともとはメラナオという先住民族によって作られた伝統的な食べ物で、中に入っている具材はとってもシンプルです。
- 魚(サバなど)
- きゅうり
- クラゲ
- シャロット(小さな玉ねぎ似た野菜)
- チリ
- ライム
これらの具材すべてをお酢でしめた一品。お酢がふんだんに使われているため、味はさっぱりしていてとても爽やか。魚独特の生臭さは感じないためどんどん食べることができます。ヘルシーで爽やかな食べ心地で胃に優しいですよ。
参考③: Mum Mum Food Street (サラワク・ウマイを食べたところ))
手軽に豚肉グルメを食べるならナイトマーケット!
この日はシブ到着日で着いたのはまだあたりは明るく、暑さがまだ残っている夕方前。
飛行機でたった2時間のフライトとはいえ、旅は疲れるもの…
さくっと簡単に美味しい食べ物を買って、手軽に夕食を済ませることのできるナイトマーケットは旅の食事にうってつけですよね!ナイトマーケットの外観は、テントの集合体。様々な食べ物が売られているテントがひしめきあっていました。
どんな食べ物があるんだろう?(ワクワク)
手作りの豆乳がひんやり美味しい!
赤道直下に近いマレーシアなので湿度も体感温度も高く、何もしてなくても汗がダラダラと出てきます。そんなときにぜひ飲んでほしいのがナイトマーケットで見つけた、よーく冷えた手作り豆乳でした。
お店のご主人自ら作った手作りの豆乳でよく冷えているものをチョイスしましょう。 豆乳が入れられていたそのペットボトルはリサイクルで、手作り感があふれています。
飲んでみるとよくわかる、のど越しのスッキリ感。新鮮さ。これなら甘すぎず飲みやすいので甘いのが苦手という人にも勧めても大丈夫でしょう!!
シブのナイトマーケットには豚肉グルメがたっぷり!
いよいよお待ちかねの豚肉グルメのブースにやってきました。普段住んでいるクアラルンプールでは、宗教上の理由から豚肉を積極的に売っているお店が少なく、こんなにたくさんの豚肉グルメを売っているお店は見たことはありません。
まずは、とにかくぎっしり豚肉が詰まったトーフバビ / tofu babiから
見た目はこれでもか!と豚肉が厚揚げのなかに詰め込まれた食べ物、その名もトーフバビ / tofu babi 。肉肉しさが目立つこれは買いに決定でしょう!しっかりめの味がついているお肉と厚揚げのコラボレーションが美味で、こんな食べ物があったんだと思えるくらいでした。
肉を丸ごとガッツリ食べたい!という方におすすめなのはロバ/ Lor bak
下の写真手前の長いひときわ目立つナゾの一品は、豆腐の皮で肉を包んで揚げたロバ/ Lor bak。豆腐の皮がうまく豚肉のうまみをひきたてている一品で、ビールなどのお酒のおつまみには最高です!食べ始めから食べ終わりまで、肉がギッシリと詰まっていて本当に美味しかったですね。
因みにロバ/ Lor bakを注文すると、こんな風に食べやすい大きさに切ってくれます。今思い出してもよだれがだらりと出てくる…
シブに来たら絶対に食べてほしい!コンピア シブ/Kompia Sibu
シブにきたらこれは絶対に食べて帰りましょう!その一品は、コンピア シブ/ Kompia Sibu。見た目はまるでベーグルのようです。別名はフーチョウ・ベーグル/ foozhou bagel ですが、その別名のごとく、福建省から移民とともに持ち込まれました。
このコンピアはこんがりとオーブンで焼かれており香ばしく固めテイスト。オーブンで焼かれるようになったきっかけは戦争をしていたころにあるようです。移民としてやってきた中国人たちが、外で焼くと煙で居場所を知られてしまうため、オーブンを使うようになったのではというのが一説にあります。
そのバンからはみ出している豚肉がとにかくボリューム満点で、見ているだけでよだれが出てきます。豚肉にはしっかり味がついており、パンにかかっているごまが香ばしいのが最大の特長です。一口食べるととりこになることは間違いありません。
ナイトマーケット最強グルメ!極めつけは豚肉ソーセージ
写真中央の豚肉のソーセージがなかなかの貫禄のご様子でしたので、買ってみました。サイズは約30センチほどと大きく、二人で食べるにはちょうどいい大きさです。一人だと少しボリュームが大きめかもしれません。
購入するときにお店の人に、一口サイズに切ってほしいと頼んでみたところ、一口サイズに切ってくれました。味はしっかりと、塩気も含んでいて、かつ豚肉本来の味も濃く、主張強めの味です。お酒好きの方なら爽やかな白ワインかビールと一緒に食べるのが合うかもしれません。
今回訪れたナイトマーケットはこちらです。豚肉をつかった料理の数々があなたを待っていますよ!
参考④:Sibu Night Market
まとめ
いかがでしたか?サラワク州・シブでは本当に美味しい料理でいっぱいです!
シブに来ることがあれば、ぜひ色々食べてみてくださいね!