ペナン島での観光といえば、定番なのがジョージタウンでの壁画探し。
ジョージタウンは18世紀の終わりのイギリスの植民地時代から、マレー系マレーシア人、そして中華系マレーシア人、南アジアの移民たちがつくりあげた建築物がユニークで文化的な町並みであると評価され、2008年に世界遺産に登録された。
そして街のあちこちにある、複数のアーティストによって描かれたカラフルな壁画たち。
絵にもよるが、色の薄れ具合、レトロなタッチのものが多く、ずいぶん前に書かれたもの、、みたいに思える。
たとえば、これ。
バイクに乗った男の子 + 男の子とペットの恐竜 / Boy on a Bike + Boy with Pet Dinosaur
バイクのみが絵ではなく、本物で、2D+3Dの融合アートだ。
だが実は違う。
これは2012年にリトアニアで生まれたErnest Zacharevicさんによって描かれたもの。
彼は自由なアート感を持ち、アートを描き続けている注目のアーティストだ。
これだけではない。
ほぼ全ての壁画が2010年以降で描かれた。
壁画のなかには、なぜか猫が多い。
それは、2013年の「アートプロジェクト 101匹の迷子の子猫たち」/Art project 101 lost kittens で描かれた壁画で、野生動物を守ろうというメッセージが含まれている。
このとびきり笑顔がかわいい猫とタイヤもそのひとつ。どこにあるかぜひ探してみて!
町並みを歩いて楽しむのも良いけれど、メッセージ性をもった壁画探しというのも趣があっていいのでは?!